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【展示中】原発事故関連訴訟、今どのあたり?

訴訟。そこには、
原発事故による被害の深刻さ、複雑さ、広範さ、過酷さ
―それらが凝縮されていると言っても過言ではありません。

なぜ「被害は終わっていない」と言えるのか。
被害者が望んでいることとは何か。少しでも、この展示で伝われば幸いです。

考証館として初めて裁判展示に着手するきっかけとなったのは、避難者訴訟事務局長の金井直子さんとの出会いでした。きさくなその人柄に惹かれ、色々なお話をお伺いしました。

東京で生まれ育ち、結婚・出産を経てお母様のご実家(大熊町)にほど近い楢葉町に移住。PTAや音楽バンド、よさこいなど地域のあらゆる活動を楽しんで生活をされていました。

震災後は、ご自身も避難生活を強いられながら、ふるさと喪失の責任を東京電力に問いました。
展示には、金井さんが訴訟のために手作りした関連資料を多数展示しております。

館内には、避難者訴訟の他に、いわき市民訴訟や生業訴訟についても、
訴状や会報誌を展示しております。

ぜひゆっくりご覧ください。

私たちが法廷の内外でできることとして、
第一に各訴訟に注目していくことだと感じています。

判決までの長い道のりを、共に闘う仲間となっていただければ幸いです。

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