浪江町・津島地区の住民が原告になった裁判は、2021年7月30日、福島地裁郡山支部で判決を迎えました。
そこでは国と東電の責任を認め、住民に対する賠償の支払いを命じました。ただ、住民が求めた「原状回復」(事故前の津島地区に戻してほしい)の願いは届きませんでした。
2021年8月、住民、国・東電の双方が控訴し、裁判が続いています。
この度furusato考証館では、原告団長の今野秀則氏より写真資料をご提供いただき、9階の廊下と館内へ展示させていただきました。
廊下には、原発事故前の豊かな自然あふれる津島の様子、事故後の情景を展示するとともに、
館内には意見陳述集等の資料を閲覧することができます。
原告たちの闘いはまだ続いています。
今後の裁判のプロセスに、私たち一人ひとりの声や世論が影響します。
彼らが何を失い、何を求めて闘ってきたのか
少しでも伝えられるよう、準備を重ねました。
ぜひご覧ください。
【参考リンク】
津島原発訴訟弁護団 http://www.tsushima-genben.com/